高層ビルのエレベーターには、行き先階に応じたエレベーターに乗る必要がある場合があります。
このエレベーターは10階迄で、隣が11階以上上行き、とか。
デパートの偶数階止まりや、飲食店フロアの12階までノンストップとか。
同じ階でも、部屋番号によって違うエレベーターに乗る必要のあるマンションでは、入口に見取り図があるのに見損ねて、目的階に部屋が無かったので一階まで降りてやり直した事もありました。
階段でも、公団住宅のように、いくつかの入口毎に階段があり、その階段の両側の部屋にのみアクセス出来るとかありますが、エレベーターにもそんな場合があります。
玄関のドアとエレベーター室のドアの2重認証はよくあります。その都度部屋番号を入れて、ドアを開けてもらいます。
複数の棟があるマンションだと、マンション全体の玄関は一つでも行き先棟毎にエレベーターの位置が違うので、それぞれの棟のエレベーターへのドアまで行き、そこのキーボードから部屋番号を入れてドアを開けてもらう場合もあります。
あるマンションでは、どの入口からでも目的の部屋を呼び出せたので、間違ったエレベーター入口から呼び出すと、場所が違うのでどこそこへ行ってと教えられた事もありました。
受付に人がいる場合は、まず挨拶と行き先・目的を告げると、入口の場所とか教えてもらえ、出入りがスムーズになりますが、受付ホールが有っても無人のマンションが多いように感じます。見取り図があれば確認するようにします。
エレベーター本体にセキュリティがある場合もあります。上行きボタン近くにキーボードがあり、正しい行き先の部屋番号を入れないとエレベーターを呼べないマンションがありました。
また、エレベーターに乗るためにカードが必要なマンションでは、お客様に下まで降りてきてもらってドロップした事もあります。電話連絡必須です。
エレベーターに乗る時は、最初に乗った階、普通は1Fですが、一応確認しましょう。
坂にあるマンションなどでは、共通玄関は2Fという場合もあります。1Fに降りてしまって、「ここはどこ?」とならないように。
デパートなどのピックアップで、登ったエレベーターに戻れなくて、別のエレベーターで下に降りてしまい、迷子になる事も。
エスカレーターも要注意です。下りエスカレーター前のドアはまず入ってきたドアとは反対側です。安易に外に出てしまうと、ビルを半周するハメに。
とまあ、いろんなマンションやビルがあります。いろいろやらかして覚えていくものなのでしょうが、どんな事例があるのかを知っているのは悪いことではないでしょう。