Profit_tax

前回、消費税の益税(Profit tax)について、適当なことを述べたのだが、実際はどうなのか調べてみた。

web上に、「UBER売り上げ」として、配達毎の「お支払明細(web)」「請求書(PDF)」「パートナー明細書(PDF)」が本人には公開されている。

「請求書」はそれぞれの配達毎に存在していて、ウーバーからお店への配達料金の請求書になっている。請求金額は配達料に消費税10%を加えた金額になっている。

「お支払明細」によると、「請求書」の請求料金(税込み)からサービス料を引いた金額が、配達パートナーへ支払われる報酬となっている。サービス料金はウーバーの取り分の金額で、配達ベースと配達調整金の合計額の10%となっている。この合計額は「請求書」の配達料とは別の金額になっていて、金額の根拠は非公開となっている。

「パートナー請求書」は期間内のサービス料の合計金額になっているのだが、その合計金額には内訳として消費税額が明示されている。なので、個別のサービス料は税込み額だったわけだ。(参考:2019年11月18日以前のデータにはこの消費税の項目は無い。)

以上から、配達パートナーの報酬は、お店がはらう税込み配達料から税込みサービス料金を引いた額になっていた。なので、きっちり益税を享受していたのだった。

「請求書」から受け取った消費税額がわかり、「パートナー請求書」から支払った消費税額がわかるので、本来納付すべき消費税も計算できるようになっている。

インボイス制度がはじまると、たとえば私が非課税のままだと、請求書からわかる益税分の消費税はウーバーが納付する事になる。これをウーバーは許さないと思う。

非課税の配達パートナーは消費税分を減額されるとして、インボイス適格事業者となる配達パートナーも居るだろうから、今後はどうなるのだろうか。アナウンスを待つしかないかな。

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